ぼくはハルマ。今でこそ女遊びの達人のような顔をしているけど、当然、初体験は誰にでもあるわけで。
ぼくの衝撃的な初体験の思い出を聞いてほしい。
挑発する友人の姉
お風呂場でうっかりミミコさんの姿を見てしまったばっかりに、気持ちが高ぶって眠れない。パジャマ着てなければ、おっぱいまで見えちゃったかもしれないのに、ちょっと遅かったなぁ。
いやいや、何を考えているんだ。ともだちのお姉ちゃんなのに、そんないやらしい想像して。
でも、今夜はとても眠れそうにない。イツキはすごいなぁ。あんなお姉さんとひとつ屋根の下に住んでいて、普通に寝られるなんて。
ふと人の気配がして横を見ると、少しだけ開けられたドアの隙間からミミコさんが顔を覗かせ、こちらを手招きしていた。すぐ隣の部屋にいるんだから、あっという間に来られるだろうけど、なんでこのタイミング? ミミコさんは何がしたいんだ?
イツキは熟睡中。これはぼくを誘っているんだよな。うーん、とりあえず行ってみるか。
廊下で小声でお話して、誘われるままミミコさんの部屋へ。イツキの部屋とは全然違う、女の子らしい明るい雰囲気でまとめられている。
部屋に入り、ミミコさんはドアをそっと閉めると、うしろからぼくの耳元でささやいた。

ねぇ、キスしない?

は? えっ?
するとは言っていないのに、ミミコさんはぼくの肩に頭を載せ、ぐっと近付いてくる。恥ずかしくてそちらを見ることもできず、ただ直立しているぼくに、

そういうの、興味ないの?

興味ないって言うと嘘になるけど、でも、イツキのお姉さんにそういうことするのはちょっと。って言うか、ぼくでいいんですか?
言い終わるかどうかのうちに、ぼくの顔を強引に手で引き寄せ、唇を重ねてきた。
心の準備ができていないタイミングで、唐突にファーストキスを奪われ、ぼくは唖然としていたに違いない。何も言うことができず、ただ目をパチパチとさせていた記憶がある。

ふふっ、かわいいね。

(なんだこれ、気持ちいいぞ。キスってこんなにいいものだったのか。)
一度キスしただけなのに、明らかに勃起して硬くなっているのを感じた。まさかともだちのお姉さんに興奮しているなんて、絶対にバレてはいけない。

ハルマ君、大丈夫?
それなのに、ミミコさんはぼくの前に回り、抱き締めてきた。しかも、ぼくの顔がおっぱいの間に埋まるように。

(うわっ、柔らかい! 女の人のおっぱいってすごい!)

舐めてみたい?

は、はい。
もう抵抗することなどできない。ミミコさんに弄ばれながら、ぼくはすっかり興奮して夢中になっていた。
初めて見る、触れる、あれやこれ。
ミミコさんはパジャマのボタンを外すと、さっと脱ぎ捨てた。部屋の明かりに白い肌がまぶしい。おっぱいは美しく曲線を描いて膨らみ、ピンク色の乳首がかわいらしく載っている。
美術の資料集で見る裸婦像とか、たまに学校で誰かが見せてくれるエロ本に出てくる女の人より、見るからに柔らかそうで温かそうで、美しい。

好きにしていいんだよ?
これをどうしたらミミコさんが喜んでくれるのか、お母さん以外のおっぱいを見るのは初めてのことだったぼくには、何もわからなかった。とりあえず、そっと両手でおっぱいを包み込むと、ミミコさんは少しため息を漏らしたようだった。